1LDK叙事詩

続ける事を目標としているので、内容については一貫性がありません。

「貴方をバプテスマしたい」

宗教は娯楽とか趣味だと思う、と言うと怪訝な顔をされることが多い。

色んな考え方があるってだけだし、もっと気軽に宗教観とか考えについて話しても良いんじゃないか?

僕はそう思っているよ、ってだけの話。

 

 

片道1時間半の通学は電車を2,3回程乗り継いでたどり着く先にあったので、遅刻欠席で留年経験がある自分にはとてもハードルが高かったのだが、あれは初夏(って言葉使いたくて時期を調べたら5月から6月くらいって書いてて思ってた通りで一安心)の頃、

 

学校の帰路にて、JRが遅延していたのでJR職員の友人にメールを送ったりして待っていたら、留学生とそのホームステイ先の眼鏡の高校生、みたいな二人組がオロオロしてたので、迷っているのかな?と「どこまでいきはるん?」と好奇親切心で話しかけた。

 

いや、話しかけられたのかもしれない。なにせ、僕は気軽に声を掛けられるタイプじゃなかったはずだ。話しかけられやすい、弱そうな雰囲気は持ち合わせている自覚はある。まぁ、そこは重要ではないので、いいか。

 

◯◯駅に行きたいんです。

偶然にも自分の最寄り駅だったので、これも運命か、と思い一緒に行きます?と言って連れて行った。

今思うと二人ともその駅までの道程わからない事に違和を感じるべきだが、クソマイナーな地元の駅に向かいたいだなんて!これってディスティニー?なんてロマンチックな思考になってたから仕方あるまい。

 

「ワタシたちは宣教師。」

駅に着いたところでネタバラシ。着く前かもしれないこれも。

 

見た目高校生やったやん!騙したな!と内心勝手に憤っていたが、そこまで悪い人たちにも見えず、迫りくる興味からも逃れられず、そのままノコノコと教会までついていった。

次また会いたいね、と言われて断れぬまま次回のアポを取る。もとい取られる。

 

その後、また会って話を聞いたような気もするが記憶にない。

バイトがあるから、って強引に帰宅したのは覚えている。

 

 

と、この事を帰宅して母に話したら「アンタ、それヤバいヤツやで」

ヤバいアンタが言うなら本物だな、と思ったような気がする。

と同時にこの時期、母は他所の男の所に居たからこんな話はしていないような気もするな。

 

これが一回目。