1LDK叙事詩

続ける事を目標としているので、内容については一貫性がありません。

無抵抗未選択絶対服従

目を覚ましてから出勤するまでの間、

もしくは帰宅してから眠るまでの間。

無音が嫌なので音楽を流したり映像を流す。

 

映像についてはすっかり新しいものが観れなくなった。

集中力が続かない。(こんな事をしてる場合なのだろうか?)(仕事の事考えないと)(『何か』しないと…)など。

焦燥感に背中を突かれたままで、無視を決め込むのはしらふでは困難だ。

 

かといってYouTubeを流していても得られる物が無く(これは再生する動画のチョイスが悪いというのが有力です)、定額配信サイトで何か丁度良いのがないか物色するのだが。

 

どれも横並びの興味関心優先度。

 

(それ、今観る必要、ある?)

 

何度も内側から、頭部から聞こえてる声。

その通りだと思う。

 

『あなたへのオススメ!』と並ぶプレビュー画面で少し動画を見て、これでもないあれでもない…と上から下まで一通りスクロールして、ここにはないか…と夢の国やアマゾンの奥地も訪れるが、どれもしっくり来なくて首を傾げながら、しかし増えるマイリストに少しの満足感を得て、帰る。

 

結局音楽を流して誤魔化している日々の生活。

選ぶ力がない人々はウインドウショッピングで夢見て満足する生活がお似合いだ。かなしいね。

 

(でも選択しない事は無限の可能性を夢見て死ねるわけでもあるんだよ)

 

負け惜しみだ。負ける事からすら逃げた者からの。